概要
プロフィール
身長は173cm程度でまだまだ伸びそうとのこと。体重は80kg以上あり、体脂肪率は1桁。
テレビっ子。微妙なモノマネのレパートリーが多い。食べ物に好き嫌いはない。色々悩んで結局パーカーを着ることが多いらしい。高専の制服も五条のカスタムだが、パーカー風の制服となっている。
田舎出身なので、上京当時は都会にテンションが上がっていた。
好みのタイプはジェニファー・ローレンスのような尻と身長がデカい女。
嫌いな食べ物はない。
イメージソングは9mm Parabellum Bulletの「ハートに火をつけて」と□□□の「いつかどこかで」。
5歳の頃はとにかく鼻をほじっていたかったが、祖父に怒られたようで、鼻を隠しながらほじるようにしたとのこと。ただ、ある日クラスの女の子が同じようにほじってるのを見て「ほじってるのがバレバレ」ということに気づき、それ以来鼻をほじるのはやめたらしい。
本作の主人公
本作の主人公。仙台にある杉沢第三高校の一年。部活は「5時までには帰って祖父の見舞いに行きたい」という理由で、5時には帰宅できる心霊現象(オカルト)研究会に所属していた。
宿儺の指を取り込み呪力を得てから、東京都立呪術高等専門学校に転入することになる。「生き様で後悔はしたくない」という想いで、自身にしか全うできない「宿儺を喰う」という役割を呪術高専で果たそうとしている。ちょっと前まで普通に高校生活を送っていたにもかかわらず、異形とはいえ生き物の形をした呪いを一切の躊躇なく殺しにいけることから、五条には「頭がイカれてんだよね」と評されており、呪術師としてやっていける度量はある模様。また、呪術の飲み込みも早いらしい。
真人との戦いを経て、「俺は大きな何かの歯車の一つにすぎないんだと思う」「錆び付くまで呪いを殺し続ける、それがこの戦いの俺の役割なんだ」と自身の役割を理解した。
中学は西中で、「西中の虎」というあだ名がつけられていた。当然のように中学時代から喧嘩はクソ強かった。虎杖自身はこの異名を恥ずかしがっている。
超人的身体能力
人間離れした身体能力を有し、砲丸投げはピッチャー投げで30m超えという超人的記録で、50mは3秒で走る。その超人っぷりに、「SASUKE全クリ」、「ミルコ・クロコップの生まれ変わり」とも噂されている。壊相の翅王から釘崎を抱えて逃走した時は、人間とは思えない速力を見せていた。
車を投げ飛ばすほどの膂力を有し、力も飛び抜けている。強度も高く、羽生の大抵の相手はミンチになるジェット機による突撃も大して効いていなかった。
渋谷事変では大声で渋谷一帯に五条悟の封印を伝えるという人間離れした伝達法も見せていた。あらゆる機能が人間離れしていることがわかる。
呪力なしの生身の肉体でも、日車とある程度やり合えるだけの強度を誇る。
宿儺が受肉
杉沢第三高校に呪霊が発生した際、伏黒とともに応戦するが、呪いは呪いでしか祓えないため追い詰められてしまう。そこで、呪力を得るために宿儺の指を取り込み、両面宿儺が受肉することとなった。通常、受肉されると完全に心身を乗っ取られるが、虎杖は宿儺相手に難なく自我を保つことができる。これは1,000年生まれてこなかった逸材である。仮に20本すべての指を取り込んでも主導権を譲ることはないが、一度に10本も取り込めば適応が追いつかず、一時的に宿儺に主導権が移る。
呪術規定的には処刑対象だが、五条の権力で執行猶予つきの秘匿死刑となった。ただ、虎杖のことを面白く思ってない上層部もおり、高専に入って間もなくで特級呪霊の任務に派遣させられるという通常あり得ない措置を取られ、体良く始末されそうにもなった。
宿儺と代わることも可能だが、何の縛りもなく使用すると元に戻るのに手こずる。
宿儺が受肉したことで呪力が流れ、呪術を扱えるようになった。宿儺の力が虎杖にも影響するようで、指を取り込み宿儺が力を増すと、それに呼応して虎杖も強くなる模様。
自死した際、宿儺から「オマエが条件を呑めば、心臓を治し生き返らせてやる」と言われ、宿儺の生得領域内で殺し合いを行う。宿儺に敗れたため、「「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡す」「この約束を忘れる」という宿儺の条件で生き返ることとなった。
渋谷事変では一度に大量の指を飲み込まされたことで一時的に宿儺に主導権を譲ってしまう。その際、宿儺が大量の人間を虐殺したため、正義感の強さゆえ「死ね!!今!!」と口にするほど自分という存在を許せなくなってしまう。しかし、「このままじゃ俺はただの人殺しだ」とすぐに切り替えていた。ただ、釘崎も失ったことで「俺はただの人殺しだ」「俺が新年だと思っていたものは、俺のための言い訳だったんだよ」「俺はもう、俺を許せない」と心が折れてしまう。が、東堂の言葉のおかげで立ち直り、「ナナミンの分までちゃんと苦しむよ」と七海の想いを背負っていく決心をした。
渋谷事変後は、五条悟の後ろ盾を失ったことで死刑執行猶予が取り消され、速やかな死刑執行が決定された。虎杖自身は宿儺が伏黒を使って何かを企んでいることに加え、宿儺が人を大量に虐殺したため「俺はもう皆と一緒にはいられない」という考えに至り、高専に戻ることはなかった。が、死滅回游に巻き込まれた津美紀の救済を手伝うよう求められ、高専に戻ることに戻っていた。
性格
根明で人たらし。
「嘘をつく」という発想が出にくいタイプ。善人である。
自分が弱いことを実感した際は「強くなきゃ死に方さえ選べねぇ」という考えを持つようになり、強くなることを決意している。
祖父の倭助から死に際に「オマエは強いから人を助けろ」という言葉を授けられ、それは虎杖の行動指針となっている。
自分が始末したのが真人の無為転変で改造された人間だったことを知ると、「趣味が悪すぎだろ」とブチギレており、七海から「他人のために本気で怒れるのだな」と感心されていた。また、例え悪い呪術師を相手にしても「殺したくはない」と考えている。一度人を殺したら「殺す」という選択肢が自分の生活に入り込んでしまい、「命の価値が曖昧になって大切な人の価値まで分からなくなるのが怖い」と語っていた。
改造人間を殺してしまった際は「人は死ぬ、それは仕方ない」「ならせめて正しく死んでほしい、そう思ってたんだ」と口にしており、これは倭助の言葉による影響と思われる。実際に自分が殺してしまったことで「正しい死って何?」と考えが揺らいでしまってはいたが、七海の言葉を受け「正しい死に様なんて分かりゃしない」「ならせめて、分かるまで、アイツを殺すまでもう俺は負けない」と決意を新たにしていた。
壊相・血塗を殺した際も壊相が涙を流したのを見て、「俺が殺した命の中に涙はあったんだな」と壊相に同情する素振りを見せていた。やはり根っからの善人である。ただ、18歳未満にもかかわらずパチンコに行ったり、「18歳以上ですか?」という質問にもノータイムで「はい」を押すところはあり、何でもかんでもルールを守るタイプではない。
自らの命は顧みないタイプで、宿儺に心臓を人質に体を乗っ取られた際も、死んでしまうことがわかりながらも臆することなく主導権を握り、宿儺の暴走を止めてみせた。
能力
素の力が人間離れしているため、近接戦闘力は高い。五条からも「肉弾戦の才能はピカイチ」と評されている。伏黒からも東堂を含め、「東京校・京都校全員呪力なしで闘り合ったら虎杖が勝つ」と評価されていた。実際、学生の中で飛び抜けた近接戦闘力を誇る東堂とも近接で渡り合っていた。
交流会での東堂との特訓でレベルが格段に上がる。渋谷事変では冥冥から「君もう充分1級レベルだよ」と言われていた。術式なしでこのレベルに達するのは日下部以来らしく、打撃だけなら七海と同程度。渋谷事変を経てさらに強くなり、桁違いの膂力に淀みない呪力操作が加わり、脹相からは「正に鬼神」と評されていた。
粟坂との戦いでは一人時間差を使っていたり、脹相戦ではトイレの個室を利用した不意打ちを仕掛けていたりと、なかなか器用な戦い方もできる。
猛毒である両面宿儺の器であるゆえ、あらゆる毒に耐性がある。壊相の蝕爛腐術による毒も効かなかった。
術式
刻まれた術式はないため、術式を使うことはできない。ただ、五条は「そのうち君の体には宿儺の術式が刻まれる」と考えていた。
武器
小刀型の呪具、屠坐魔を使用していた。元々は真希のものだったが、少年院の呪霊との戦いで破壊されてしまった。
技
逕庭拳
虎杖の瞬発力に呪力が追いつかないことで生まれた技。拳が当たった直後に呪力がぶつかってくるため、相手は一度の打撃に二度の衝撃を食らうことになる。
黒閃
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間に発生する技。威力は平均で通常の2.5乗となる。東堂との特訓を経て逕庭拳の悪癖を改善し出せるようになった。黒閃連続発生記録保持者の七海に並ぶ、連続4回の黒閃を決めている。
卍蹴り
低姿勢から繰り出される蹴り。
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