概要
両面宿儺の指。死後呪物として死蝋となったもので、現代に至るまで破壊することができていない。「摧魔怨敵法」またの名を「転法輪法」で封じられた。特級呪物に分類される。
生前の宿儺は腕が4本あったため全部で20本存在し、杉沢第三高校の百葉箱など、様々な場所に点在している。気配が大きすぎるものや息を潜めているものなど様々で、見つけるのは容易なことではない。残穢ですらかなりのもの。捜索していた伏黒も「すぐ隣に在るようで遥か遠くにあってもおかしくない」と特定するのに苦労していた。呪術高専は6本保有し忌庫に保管していたが、交流会戦襲撃に乗じて忌庫に忍び込んだ真人に奪われてしまった。
通常、呪物は「生命を止め他に害を為さない」という縛りで存在を保障するが、宿儺の指は20に分割してもなお時を経て呪いを寄せる有害なものとなっており、特級呪物の中でもまた特別なものとなっている。破壊することはできないが、取り込んだ器が死亡すれば中の宿儺も共に死ぬ。なので、呪術上層部は秘匿死刑を望んでいた。また、例え宿儺の指が他に残っていようと受肉した本体が死ぬと共振の影響で残った指も機能を停止する。
宿儺の指は取り込むことで呪力を得ることができるため、より強い呪力を求めて呪霊が寄ってくる。また、通常の呪物は器は選ばないが、宿儺の指は誰でもいいわけではなく受肉する器を選ぶ。虎杖のような適合者は1000年生まれてこなかった。適合できない場合は死亡するらしい。
呪霊に追い詰められ、「指を食べれば呪力を得られる」と知った虎杖が指を飲み込み、虎杖に宿儺が受肉することとなった。虎杖が取り込んだことで「君の中の宿儺が力を取り戻すために指の在り処を教えてくれる」と言われていたが、それはあくまで五条の読みに過ぎず実際は探知機としては機能していなかった。
発見場所一覧
杉沢第三高校の百葉箱
虎杖が通っていた杉沢第三高校の百葉箱。オカルト研究部が発見し、封印を解いてしまった。
呪術高専所有
呪術高専が所有していたもの。全部で6本所有していた。内1本を五条が持ち出し、虎杖に飲み込ませている。
英集少年院の特級呪霊
英集少年院にいた特級呪霊が飲み込んでいた。羂索が仕込んでいたもので、虎杖と宿儺の実力を図るための当て馬として呪霊に飲み込ませていた。
吉野家
何者かによって吉野家に置かれていた。後に高専が回収する。
八十八橋の呪霊
八十八橋に潜む呪霊が取り込んでいた。伏黒が回収し、その後虎杖に渡そうとした際に宿儺が勝手に取り込んでしまった。
美々子・菜々子が所有
美々子・菜々子が所有していたもの。渋谷事変で虎杖に飲み込ませた。
漏瑚が所有
漏瑚が所有していたもの。全10本ですべて虎杖に飲み込ませ宿儺を覚醒させた。
裏梅が回収
最終決戦前に裏梅が4本回収してきた。4本とも宿儺が取り込んだ。
現時点で登場してるのは全15本で、すべて虎杖が取り込んでいる。残りの5本の所在は不明だが、美々子・菜々子が1本の所在を知っていた。内4本を裏梅が回収し、現在宿儺が19本取り込んでいる。
五条所有の指
元々は五条悟が所有していた。人外魔境新宿決戦の前に、それをリカが取り込み、乙骨が宿儺の術式を模倣するために使われた。と思われていたが、乙骨の模倣は虎杖の指経由で、最後の一本はちゃんと残っていて、釘崎の共鳴り攻撃用として使用された。
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