概要
夏油傑の術式。
降伏した呪霊を取り込み自在に操ることができる。階級換算で2級以上の差があれば、降伏を省きほぼ無条件で取り込むことができる。学生時代の夏油は一級術師だったので、三級呪霊以下の呪霊は降伏を省き取り込むことができる。ただ、主従関係が成立している呪霊を取り込むことはできないが、主を殺して自身とすげ替えることで主従関係が成立してる呪霊でも取り込むことができる。式神系の術式の中でも上位の術式の模様。
準1級以上の呪霊を複数使役し、術式を解明・攻略されようとも新しい呪霊を放つことで延々初見の術式の対応を迫れる。その手数の多さが強みとなっている術式である。低級呪霊だとしても呪力で強化して群れを成して指揮を取れば、一級術師相当の猛者でも圧倒されるほどに強い。
時間をかければ呪霊の軍隊を所持できるわけなので、非常に強力かつ危険な能力である。特級術師は「単独での国家転覆が可能」が資格条件で術者だった夏油が特級呪詛師だったわけだが、確かに国家転覆が可能な能力となっている。
呪霊を配置することで監視役としても使えるが、視覚の共有まではできない。
呪霊を取り込むには球状にした呪霊を飲み込む必要があり、その味は吐瀉物を処理した雑巾を丸飲みしているようらしい。呪霊の術式の精度は取り込んだ時点でその成長が止まる。
術者が死んだ際は、術者の支配を失ったことで使役していた呪霊らが解き放たれ暴走を起こす。
呪霊一覧
武器庫呪霊
呪具などを格納することができる呪霊。元々は甚爾が使役していたが、甚爾死亡後に夏油が使役させている。レアらしい。
化身玉藻前
特級仮想怨霊。
虹龍
夏油が学生時代に所持していた呪霊の中で最高硬度の呪霊。
口裂け女
仮想怨霊。質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域を展開する。
疱瘡婆
特級特定疾病呪霊。疱瘡への恐れから生まれた呪霊。羂索が使役していた。
大鯰
羂索が使役していた大鯰の呪霊。地面に放つことで、相手が「落下した」と錯覚しひとりでにひっくり返っていく。
ガネーシャ
おそらく「ガネーシャ」と思われるアジアの神の特級呪霊。「あらゆる障害を取り除く」という術式を有する。
悪路王大嶽
特級叛霊。
技
うずまき
極ノ番。取り込んだ呪霊を一つにまとめ、超高密度の呪力を相手へぶつけることができる。その真価は準1級以上の呪霊を使用した時に起こる術式の抽出にある。「うずまき」に使用した呪霊の術式を術者が一度だけ使用可能になる。極小サイズで放つことも可能で、「極小」と言っても特級術師の九十九を貫くほどの威力がある。
使用者
夏油傑
特級呪詛師。
羂索
羂索が夏油の体を乗っ取ったので、夏油の「呪霊操術」を使用できるようになっている。
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