概要
通常の2.5乗の威力が発揮される
打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に生じる空間の歪みのことを指す。当初の発生条件はそれだったが、実際はそれだけではなく、呪力と打撃の誤差が0.000001秒以内であることに加え、呪力を篭めて打撃を繰り出す際に発生する拳を強化する呪力・相手にぶつける呪力・その両方を担う呪力の3つを適切な配分でブレンドする必要がある。その加減は相手の呪力や自身の肉体のコンディションなどで変動する上、気温や湿度といった環境要因で変化する。つまり、狙って出すのは不可能となっている。
衝突の際は黒く光った呪力が稲妻のごとくほとばしり、通常時の2.5乗という驚異的な威力が発揮される。黒閃を経験した術師とそうでない者とでは、呪力の核心との距離に天と地ほどの差があると語られている。
呪力で強化した肉体で行っている技なので術式は一切関係ない。「呪術」と認めるかどうかは個人の裁量によるらしい。
狙って出せる術師は存在しない
「黒閃を狙って出せる術師は存在しない」とされ、連続記録保持者である七海も「運が良かっただけ」と語っている。4回という連続記録保持者である七海いわく、黒閃を発生させるとスポーツにおけるゾーン状態となり、普段意図的に行っている呪力操作が呼吸のように自然に廻り、自分以外の全てが自分中心に回っているような全能感を味わえる覚醒状態となる。そのため、一度黒閃を発動した日は連続して黒閃を発動しやすくなる。加えて、呪力出力を取り戻したり、刻まれていた術式が発現したりなど、覚醒状態に至ることで大幅に強化される。
使用者一覧
虎杖悠仁
京都姉妹校交流会時の花御戦にて初めて黒閃を繰り出し、そのまま七海と同記録である4連続の黒閃まで成功させた。その後も血塗・壊相戦や真人戦で黒閃を決めており、「彼は黒い火花に愛されている」と評されている。
五条悟
宿儺に対し黒閃を決めた。
釘崎野薔薇
血塗戦にて、壊相の術式が解け毒による痛みが晴れたことで意識が研ぎ澄まされ、虎杖とともに黒閃を決めた。
七海建人
京都での百鬼夜行で1級呪霊数体相手に黒閃を4回連続で決めている。黒閃の連続記録保持者。
東堂葵
渋谷事変の真人戦で黒閃を決めた。
真人
渋谷事変の虎杖戦で黒閃を決めた。黒閃を決めたことで0.2秒の領域展開や最終形態である「遍殺即霊体」への変身など、呪力に核心に触れた者ならではの技を成功させている。呪霊では唯一の黒閃使用者。
両面宿儺
真希に繰り出した。
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