概要
術師殺し
「術師殺し」の異名を持つ殺し屋として活動している。
伏黒恵と津美紀の父親で、禪院甚壱の弟。禪院家出身だが、家を出て婿に入ったため、苗字が「伏黒」となった。恵が小1の時に津美紀の母親とくっつき蒸発した。
恵の母と出会ってからは丸くなるが、亡くなってからはグレてしまい「自分も他人も尊ぶことない」という生き方を選ぶ。
妻に恵のことを託されたが「俺にとってはゴミ溜めでも術式があれば幾分ましだろ」という理由から、恵を禪院家に売るつもりだった。恵のことを「どうでもいい」と思っているわけではなく、恵の名前が禪院ではなく「伏黒」と知った時は「禪院じゃねぇのか、よかったな」と口にしていた。
孔時雨経由で盤星教「時の器の会」からの星漿体暗殺を引き受ける。
非常に狡猾。星漿体暗殺任務は五条悟の力量を十分に理解しており、まずは削りに徹した。闇サイトで天内に懸賞金をかけるも、五条悟がいる限りまず殺すのは不可能なので、実質無料で呪詛師を雇い五条を削らせる。時間制限をかけることで偽のゴールを作り、五条に任務達成と思わせ術式を解かせる隙を作るという策を講じていた。
星漿体暗殺自体は成功したが、とどめを刺したと思われた五条悟が復活し自分の前に現れると、基本「タダ働きなんてゴメン」というスタンスだが、「自身を否定した呪術界の頂点を否定したい」という感情から、何の報酬もないにもかかわらず五条と対決。覚醒した五条に敗北。死に際にあ「2、3年もしたら俺の子供が禪院家に売られる、好きにしろ」と恵の行く末を五条の手に委ねた。
天与呪縛
天与呪縛によって呪力がまったくない。ゆえに高専の結界にも平気で潜り込めるし、視認することはできないが、五感で呪霊を認識することができていた。呪力を完全に捨て去ることで肉体は一線を画し、逆に呪いの耐性を得るという稀有なケースである。ちなみに天与呪縛で呪力が一般人並になるケースはあるが、呪力が完全に0になるのは世界中でも甚爾だけ。
その代わり超人的身体能力を有しており、五条悟でもその動きが読めなかった。五感も底上げされており、臭跡や足跡だけで相手を追跡することもできる。当然のように水面も駆けていく。
降霊された際は、肉体が依り代の魂を凌駕するという規格外のことをやってのけた。この男の肉体はいろんな意味で特別である。
降霊
渋谷事変ではオガミ婆によって降霊された。降ろしたのは肉体の情報だけで魂の情報は降ろされていなかったが、甚爾の肉体が特殊ゆえ、肉体が器のオガミ婆の孫の魂を凌駕し乗っ取ってしまう。オガミ婆の降霊術は器の呪力が尽きた時点で終了するが、器の孫の魂に呪力はなく、甚爾の肉体は呪力を消費しないゆえに術式が終了する契機を失ってしまう。こうして器が壊れるまで本能のまま戦い続ける殺戮人形と化した。
その闘争本能は強者へと向かい、陀艮を祓った後は伏黒に襲いかかる。超人的身体能力で伏黒も追い詰めるが、伏黒の姿を見て何かに気づき名前を問う。「伏黒」と名前がわかると、「禪院じゃねぇのか、よかったな」という言葉を残し自害していった。
性格
男の名前を覚えるのは苦手で、息子の「恵」の名前も忘れていた。
五条悟が引くレベルのろくでなし。ギャンブル好きだが、勝ってるところは見たことがないらしい。
男には奢らないらしい。
能力
超人的身体能力から繰り出される常人離れした動きによる近接戦闘が主体。
戦闘力は飛び抜けており、並の術師では手も足も出ない。猪野は何もできないまま一方的にボコボコにされていた。学生時代の五条をも圧倒し、一度は勝利している。特級呪霊の陀艮も圧倒していた。「今の禪院家が在るのは甚爾さんの気まぐれだ」と言われていたので、単独で禪院家を壊滅させる力を有していると思われる。
呪力0ゆえに自力では呪霊を祓えないので、呪具による戦闘が基本。物を格納できる呪霊を飼っており、それに呪具を格納し、呪霊は腹の中に仕舞っている。
蠅頭をチャフにしたりと、脳筋というわけではなく狡猾な戦い方もできる。
武器
釈魂刀
天逆鉾
特級呪具。発動中の術式の強制解除という効果が備わっている。
万里ノ鎖
特級呪具。端を観測されない限り際限なく伸び続ける特殊効果を備えた鎖。
▼他のキャラクターはこちら▼
コメント