概要
人間の負の感情から生まれる化物
人間から流れ出た負の感情、ストレスが呪力というエネルギーとなり、それらが蓄積して生まれる怪物。ただし、呪霊が生まれるのは基本的に日本のみ。海外では呪霊の発生は極端に少ないとされている。
欺き、誑かし、殺すのが本能。中には「子供を育てる」「釣りをする」といった人間的行動を行う呪霊も存在する。
学校や病院といった大勢の思い出に残る場所には特に吹き溜まりやすい。辛酸・後悔・恥辱といった人間が記憶を反芻する度にその感情の受け皿となるためである。そのため、学校には大抵魔除けの呪物が置いてあるとのこと。ちなみに冬の終わりから春までに人間の陰気が一気に貯まるため、初夏にもっとも呪いが現れるらしい。
人の心から生まれるため、人口に比例して呪いも多く、強くなる。地方と東京では呪いのレベルが違う。単純な呪力の総力というより狡猾さが異なり、「人質を取る」という小狡いことをやってくる。弱い呪いほどよく群れるとのこと。
一般人には普通呪いは見ることはできず、写真に映ったりもしない。可視光線の波長範囲でありながらも、脳が認識ないらしい。ただ、人によっては死に際は見えるケースもある。
また、呪力でしか祓うことができないので、呪力を扱えない一般人が呪霊を祓うことはできない。また、呪いに耐性がない人間は呪いにあてられるだけで弱っていき、例えば呪いの体内で過ごすとどんどん弱りその内死んでしまう。
呪いによる被害はザラにあり、呪いに遭遇して普通に死ねたら御の字で、ぐちゃぐちゃにされても死体が見つかればまだましとのこと。日本国内ので怪死者・行方不明者は年平均10,000人を超えるが、そのほとんどが呪いによるものとされている。
呪いは物に憑いてる時が一番安定してるらしい。
なお、呪霊も痛みは感じる模様。死亡時は消失反応で塵となる。
呪胎という幼生の呪霊も存在する。変態し成体になると大幅に強化され、その多くが特級に相当すると予想される。
等級
呪術高専により等級が定められている。等級は観測した窓や術師の報告によるため、下級になるほど曖昧となるが、人語を話す呪霊の等級は高く見積もられ、2級と準1級の間には「呪術使用の可否」という明確な基準が設けられている。等級は特級・1級・準1級・2級・準2級・3級・4級の全7等級。後に想定外の能力が判明した場合は等級が更新される。「通常兵器が有効」と仮定した場合の各脅威度は以下の通り。
能力
体が呪力でできているため、治癒に反転術式は必要としない。そのため、怪我の回復は容易で、特級呪霊ともなると体の再生もわけない。ただ、呪力は削れるので不死身というわけではなく、急所の頭を潰されると死ぬ。
呪術師と同様、術式の使用が可能。
呪力の薄い低級呪霊に限るが、壁をすり抜けることが可能。
一覧
特級呪霊
折本里香
特級過呪怨霊。乙骨に憑いていた。
化身玉藻前
夏油が使役していた特級仮想怨霊。
英集少年院の特級呪霊
英集少年院に巣食っていた特級呪霊。宿儺の指を取り込んでいた。
漏瑚
人が大地を恐れる感情から生まれた特級呪霊。炎を操る術式を扱う。
真人
人が人を恐れる感情から生まれた特級呪霊。「無為転変」で魂に触れ、肉体を自在に変形させることができる。
花御
森を恐れる感情から生まれた特級呪霊。植物を操ることができる。
陀艮
海への恐れから生まれた呪霊。
疱瘡婆
特級特定疾病呪霊。天然痘への恐れから生まれた。
黒沐死
蜚蠊の呪霊。登録済の特級。仙台結界に泳者として滞留していた。
ガネーシャ(仮)
羂索に使役されていたアジアの神の呪い。能力、その見た目からガネーシャへの恐れから生まれた呪霊と思われる。あらゆる障害を取り除く術式を有する。
悪路王大嶽
特級叛霊。
二級呪霊
蝗GUY
バッタへの恐れから生まれた呪霊。実力は準一級に相当する。
蠅頭
四級にも満たない低級の呪い。
等級不明
虹龍
龍の姿をした呪い。当時の夏油の所持していた呪霊の中で最高硬度を誇る。
口裂け女(仮)
口裂け女への恐れから生まれた仮想怨霊と思われる。質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域を展開する。
武器庫呪霊
名称不明。呪具などの武器を取り込まさせ、自由に取り出せる。元々は甚爾が使役していたが、甚爾死亡後夏油が使役している。
大鯰(仮)
大鯰への恐れから生まれたと思われる呪霊。相手に「落下した」と錯覚させひっくり返らせることができる。羂索が使役していた。
禪院直哉
禪院直哉が死後、呪いに転じた姿。
▼他の呪術廻戦用語はこちら▼
コメント