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【呪術廻戦】232話の解説

この記事には最新話までのネタバレが含まれています。

目次

五条悟の戦闘描写

五条宿儺の戦いが続くが、相変わらず五条の先頭描写がかっこいい。この蒼の使い方なんて、この漫画では五条にしか許されない画だろう。

そして、蒼の応用力が非常に高いことが今回でさらに浮き彫りになった。蒼の基本的性能は「吸い込み反応の生成」。だが、これを応用し様々なことができる。

  • 相手を引き寄せる
  • 建造物を引き寄せ操作する
  • 高速移動および長距離移動
  • 打撃時に展開し打撃力の強化
  • 今回やっていた飛び道具として使用

蒼一つでやれることが多すぎる。

ただ、ちゃんと赫にも蒼にない強みがあるのもいい。今回炸裂させた赫は、宿儺が展延で威力を中和してもなおダメージを負うほどだった。

火力自体は赫が断然上だろう。応用力の蒼・火力の赫のように、ちゃんと技の住み分けがされてるのがいい。

また、改めてになるが五条は「発想力」が素晴らしい。「脳を呪力で破壊し、そこを反転術式で治癒することで焼き切れた術式をリセットする」という使い方もそうだが、今回の都庁の構造を利用した一周回って直撃させた赫もそう。この「発想力」こそ五条の武器と言える。五条が与えられた六眼無下限呪術は確かに最強だが、その能力にかまけていると慶長時代の無下限呪術使いのように、魔虚羅にやられてしまうということもあり得る。他術師では思いもつかないような反転術式の使い方を編み出したり、宿儺ですら想定できない技の使い方をしてくる「発想力」をもって、五条悟は現代最強の術師となっているのだろう。

五条悟の黒閃

そして、ついに五条悟が黒閃を繰り出した。背後から赫を直撃させ、そこで生まれた隙に黒閃を叩き込んでいく。五条はファンブックに「黒閃経験者」と記載があったが、作中で使用する描写はまだなく、ついにここで五条悟の黒閃が登場した。

そして、その威力が半端じゃない。一撃で宿儺の意識を吹っ飛ばすほど。

今までのどの攻撃よりも高い火力となっており、黒閃の火力の高さを改めて実感させられる。黒閃は「平均して通常時の2.5乗の威力となる」という設定なので、元の威力が高ければ高いほど黒閃発動時の火力も爆発的に高くなる。五条の打撃はただでさえ呪力強化最強であろうことに加え、蒼の吸い込みで強化されており、それが2.5乗されるのでとんでもない火力となっているのであろう。

タイミングも完璧だった。黒閃は「狙って出せる術師は存在しない」という設定だし、ここまでで発動していないということは虎杖同様単に「黒い火花に愛されてる」だけだと思うが、「あえてこのタイミングのために温存していた」という可能性も考えられる。五条悟なら「黒閃を狙って出せる」と言われても不思議じゃないし、「狙って出してるんじゃないか?」と思わせられるほど完璧なタイミングだった。

そして、「黒閃を出した」ということは、その副産物である「120%の潜在能力を発揮できる」ということになる。ここから120%の五条を拝めると考えると楽しみで仕方ない。

無下限呪術への適応

渾身の黒閃を決め宿儺の意識を飛ばした五条悟だが、それと同時に法陣が4回目の回転を迎え、無下限呪術への適応が完了してしまう。ちなみに魔虚羅の「適応」は二通りの可能性がある模様。一つは適応に必要なのは「時間」という考え方。一度喰らった攻撃を時間をかけて読み解いて適応するという考え。もう一つは「経験値」。何度も同じ攻撃を喰らうことで適応するという考え。これに関してはどちらもあり得、現時点では答えは出ないとのこと。

宿儺は意識を飛ばすも、影から魔虚羅が現れる。五条の不可侵に適応した魔虚羅に五条が斬られていく。

ここで気になるのが、「魔虚羅がどこまで適応しているのか」だ。確定なのは無下限呪術の不可侵、つまりニュートラルな無下限に適応しているということ。ただ、ニュートラルな無下限以外、つまり順転の蒼や術式反転の赫にもすでに適応している可能性は考えられる。

宿儺との戦いでは「斬撃」自体に適応していたからだ。渋谷事変での宿儺と魔虚羅の戦いは、宿儺は解しか使用していないにもかかわらず宿儺は初見の捌にも適応していた。これは解という技ではなく、「斬撃」自体に適応していたからだ。ここで「初見の技にて適応前に屠る、「捌」はその条件を満たしているが、適応が「解」ではなく、斬撃そのものに行なわれた場合その限りではない」とあり、捌でとどめを刺しにいったにもかかわらず、魔虚羅は再生してきていたため、この時は「斬撃」に適応してきていた。

そう、魔虚羅は「技」ごとではなく、「斬撃」といった具合にもう少し大きな単位で適応してくることがわかっている。そして、五条の技は基本的に「無限」を利用したものである。ニュートラルな無下限はもちろん、蒼も赫も反応はまったく異なるものだが、いずれも「無限」を利用した技となっている。

もし今回の適応が「無限」自体に適応してきているのであれば、今の魔虚羅はニュートラルな無下限だけでなく、順転や反転といった無限によって発動している技にも適応している可能性もある。魔虚羅が実際にどこまで適応しているのかは気になるところである。

動画版

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この記事を書いた人

「超呪術廻戦」運営者のカズヨシです。呪術廻戦の情報をなるべく詳細に情報開示しています。YouTubeでも解説・考察やってます。

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