概要
視覚を遮る結界
結界術の一種で、外部からの視界を遮る際などに使用される。呪術にまつわる情報は一般には秘匿とされてるので、呪術師の活動を一般人に知られないために帳を下ろしたりする。非術師には帳そのものが見えないので内側が透けて見えるが、内側で何かが起きても気づくことはない。「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」という呪文で展開でき、真っ黒な結界で徐々に覆われていく。「視覚効果より術式効果を優先する」といった下ろし方も可能。つまり、見た目にはまだ降りきっていなくても、術式効果で弾かれて侵入できないといったことになる。
視覚を遮断するだけでなく、ある程度条件付けすることが可能。例えば、「呪力の弱い人間は内からは出られず、外からは入れる」といった条件。ただし、結界の効力の足し引きに使える条件は「人間・呪霊・呪物」といった呪力にまつわるモノだけ。電波を遮断する帳もあるが、それは帳が降りたことによる副次的効果に過ぎず、電波の要否などは結界術式そのものに組み込むことはできない。
嘱託式
通常は術師の結界術で降ろすが、「嘱託式」という結界術が使えない術師でも降ろせる帳も存在する。
巨大な釘のような基を地面に打ち込み、通常の帳同様「闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え」という呪文で展開できる。この基に結界術が組み込まれており、呪力を込めるだけで使用可能。釘を破壊されると帳は上がる。
一覧
小学校
小学校での任務に取り組むため五条悟が降ろした。
ハピナ商店街
伊地知が帳を降ろし、さらに夏油も帳を降ろした。伊地知は視覚を遮るだけだが、夏油の帳は乙骨と狗巻が出ることができない効果が付与されていた。
呪術高専東京校
呪術高専東京校に夏油が降ろした帳。
英集少年院
虎杖たちが英集少年院での任務に当たる際、住民からの視界を遮るために伊地知が降ろした。
交流会
交流会戦で組屋が展開した帳。嘱託式の帳で、「五条悟の侵入を拒む代わりにその他すべての者が出入り可能」という設定。
与VS真人戦
与VS真人戦で羂索が下ろした。電波を断ち、五条悟への連絡を邪魔した。
渋谷事変
東急百貨店東急東横店を中心に半径およそ400mの帳が下された。一般人が帳内に閉じ込められ、電波も遮断された。帳は全部で4枚降ろされ、一般人を閉じ込める帳が2つ、五条悟を閉じ込める帳、術師を入れない帳が降ろされた。
「術師を入れない帳」は相当強固で、虎杖の渾身の一撃でもビクともしなかった。あえて「渋谷Cタワー」という渋谷で一番高い場所かつ帳外に嘱託式の帳を打ち、発見・撃退されるリスクを上げることで帳の強度を上げていた。
明治神宮前駅
明治神宮前駅全体を覆う帳。「一般人を閉じ込める」という効果が付与されていた。
明治神宮前駅副都心線ホーム
明治神宮前駅、副都心線ホームを中心に降ろされた帳。「術師を入れない」という効果が付与されていた。
使用者
五条悟
小学校での任務時に使用した。
伊地知潔高
英集少年院に一般人の目を遮るため帳を下ろした。
夏油傑
ハピナ商店街に乙骨と狗巻が出られない帳を降ろした。
真人
里桜高校に「呪力の弱い人間は内からは出られず、外からは入れる」という帳を下ろした。
羂索
与VS真人戦で下ろしていた。
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