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【呪術廻戦】230話の解説

この記事には最新話までのネタバレが含まれています。

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適応の真相

前回、登場した魔虚羅無量空処を破壊したが、「どうやって適応させていたか」が謎だった。その真相は「伏黒の魂に手法陣を付与し、適応を肩代わりさせた」というものだった。宿儺五条の領域の必中命令はお互い相殺されていたが、宿儺の内に眠る伏黒の魂への必中命令は相殺されていなかった。つまり、伏黒の魂は無量空処を受け続けていたのだ。

宿儺は領域内で術式が使えなくなる領域展延を使用していない間に伏黒の魂に適応を肩代わりさせていたのだ。領域展延使用時は術式が使用できなくなるので、十種影法術も使えない。ゆえに伏黒の魂に法陣を付与することもできない。領域展延はあくまで「無下限呪術を無効化する」役割なので、無量空処内でOFFにしても問題ない。領域対決時にしれっと領域展延をOFFにし、しれっと伏黒の魂に法陣を付与し適応を肩代わりさせてたのであろう。

今回、地味に六眼視点も描かれていた。

宿儺は早々に魔虚羅を影に帰していく。普通の相手であれば、このまま魔虚羅と一緒にゴリ押ししたほうが有利だろうが、五条悟相手だと一撃で葬られるリスクがあり、それを考慮しての判断と思われる。こういうところにも五条悟の強さが表れている。

五条悟の無茶

反転術式による術式の治癒という規格外の使い方を見て、乙骨が「五条悟の無茶」というフラグを立ててきたが、その不安は現実のものとなった。五条が6度目の領域を展開しようとするが失敗。大量の鼻血を流していく。

反転術式による焼き切れた術式の治癒のメカニズムが明かされていく。それは術式の刻まれている右脳の前頭前野を一度呪力で破壊し、それを反転術式で治癒することで焼き切れた術式をリセットするというものだった。つまり、「一度脳を破壊する」というとんでもないリスキーな手法だったわけである。さすがの五条でも相当な無茶だったようで、領域を展開できないほどの後遺症を負ってしまった。

絶対的な強者同士

宿儺は今度は自身に法陣を付与し、無限への適応を目論みながら閉じた領域を展開しようとする。完全に五条を詰みにいく腹づもりだ。しかし、宿儺の領域も不発に終わる。宿儺は10秒に満たないとはいえ無量空処をモロに喰らっていたので、その影響で脳に甚大なダメージを負い、同じく領域を展開できない状態になっていたのだ。たった10秒弱喰らうだけで宿儺にこれだけのダメージを与えられるというのは、やはり無量空処が最強すぎる。

そして、この「俺がいない時代に生まれただけの凡夫」からの「しっかり効いてるじゃねえか!!」の流れは最高だった。やはり性格の悪さは五条に軍配が上がる。

そして、「生徒が見てるんでね、まだまだカッコつけさせてもらうよ」は一巻で宿儺と交戦した際に言ったセリフ。それをここでもってくるという演出。

この五条の頼もしさよ。「見てる人たちを不安にさせたくない」という意識からなのか。いずれにせよめちゃくちゃかっこよくて良い。

領域なしでの戦いに突入。そこでこのセリフが描かれることになった。

これは万が宿儺に言ったセリフ。封印が解かれた五条と対峙した際も、宿儺はこのセリフを思い出していた。

このタイミングでこのセリフが登場するということは、宿儺の孤独を救う愛は「同じく絶対的強者との戦い」だったと予想できる。同じく領域を展開できないまで追い詰められた宿儺と五条は、ここまでの戦いを見る限りは同格と言っていい。宿儺が求めていたのは五条悟という同じく絶対的強者との戦いだったのかもしれない。さらに詳しくはこちらの動画を参照してほしい。

動画版

▼他話の解説はこちら▼

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この記事を書いた人

「超呪術廻戦」運営者のカズヨシです。呪術廻戦の情報をなるべく詳細に情報開示しています。YouTubeでも解説・考察やってます。

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