両面宿儺の領域展開。宿儺の二種類の斬撃「解」と「捌」が必中となる。「解」は通常の斬撃。「捌」は呪力差・強度に応じて一太刀で対象を卸す斬撃。必中効果範囲内の呪力を帯びたモノには「捌」が建築物などの呪力のないモノには「解」が絶え間なく浴びせられる。凄まじい勢いで斬撃が浴びせられるので、必中必殺の領域と言って差し支えない。
結界を閉じずに展開するタイプの領域で、「相手に逃げ道を与える」という縛りで必中効果範囲が大幅に底上げされている。その範囲は御厨子を中心に最大半径約200mで、渋谷一帯を塵に変えていた。結界を閉じるタイプの領域も普通に展開できる。
結界を閉じないタイプの領域は、押し合う外殻が存在しないゆえ、通常お互いに領域を展開した際に発生する領域の押し合いが発生しない。代わりに、相手の領域内で必中効果が付与された術式の押し合いとなる。宿儺は縛りで術式効果範囲を底上げしているため、領域内から相手の領域を外から攻撃が可能となっている。「領域の結界は外からの攻撃には脆い」という特性があるため、外からの攻撃で相手の領域を一方的に破壊するという芸当も可能。もう反則である。
宿儺は御廚子の技の一つである「竈」「開」に「領域展開中を除く多対一での「竈」の実行禁止」という縛りを設け、領域展開中に竈の能力を拡張させている。粉塵化した全ての物質に爆発性の呪力を付与させ、領域全域に散布させることで、超大規模な粉塵爆破を引き起こすことができる。
ちなみに御廚子は特別な意味や役割を持っていないただの領域のシンボルに過ぎず、破壊することはできず破壊する意味もない。不完全な形で展開した際はシンボルの形状も大きく変わる。
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