【葬送のフリーレン】黄金郷

城塞都市ヴァイゼがマハトの手で黄金に変えられたことで「黄金郷」と呼ばれるようになった。50年前、グリュック伯爵と時間を過ごす中で「グリュック」が掛けがけのない存在となり、「それをぶち壊すことで悪意・罪悪感を理解できるかもしれない」という思考に至り、マハトがグリュックごとヴァイゼを黄金に変えていき黄金郷となった。

それからはマハト諸共大結界で封印され、現在は大陸魔法協会に管理されている。この結界は認識阻害魔法が掛けられており、普通の人間には黄金郷を視認することはできず、声も遮断される。ただ、結界はマハトを封じるためのものに過ぎず、黄金郷は今も少しずつ広がり続けている。この結界はあくまで対魔族に特化したもので、人間の侵入を完璧に防げるものではない。南側諸国で魔族の封印を生業とするカンム一族の守護法陣、不可逆性の原理を応用することで生み出されたアンデラー式結界理論、統一帝国の国防を担った宮廷魔法の最高傑作である隔絶大結界といった人類の様々な国や民族の魔法理論が複雑に組み合わされた複数の人類の偉大な魔法使いによって生み出された叡智の結晶となっている。人類の魔法理論の知識がなければ解くことはできないため、魔族には解くことができない結界となっている。ただ、人類の魔法を研究する魔族ソリテールによって解除された。

マハトの万物を黄金に変える魔法（ディーアゴルゼ）によって生み出された黄金なので、魔法で作られたものではあるが「魔法」と認識することができず、魔力を感じることはできない。

フリーレンがマハトの万物を黄金に変える魔法（ディーアゴルゼ）を解析し、黄金化を解除できるようになったことで黄金郷の解析を進め、黄金郷も元通りの姿となった。

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