岩手県盛岡市在住。
行き場のない高齢者に対するシェルター運営や自立支援を主な活動するNPO法人で住み込みで働いていた。ただ、「お小遣い」と称してお年玉をもらったり、弁当や食材の現物支給のみで、まともに給料は支払われていなかった。にもかかわらず、月5万円を家賃として徴収されるというエグい団体である。
2016年3月、女児とその親の刺殺体が自宅で見つかる事件が発生し、その強盗殺人の容疑で逮捕された。巡回中の警官からの職務質問中に逃亡し、自宅に駆け込んだところを追いかけてきた警官が血のついた刃物を発見。現行犯逮捕され、DNA鑑定でも刃物の結婚と被害者のDNAが一致していた。ただ、職務質問中に逃げ出したのは昔知人が薬物を使用していたことが原因で不当な聴取を受けた経験があるからで、刃物も拾ったものと犯行は否定していた。刃物は後で警察に届けるつもりだったようだが、住み込み先の決まりでパトカーや救急車を呼んではいけない決まりだったため、提出が遅れてしまった。
日車の懸命な捜査と、遺体から想定した犯行時刻にコンビニの防犯カメラに大江が映っていたため、一審で無罪が認められる。が、二審では「無期懲役」の有罪判決を受ける。二審で検察側から新規の証拠が提出されないにもかかわらず、無茶な事実認定が通され判決が覆った。つまり、そもそも初めから有罪ありきの裁判だったわけである。
無罪判決を受けた際は「俺を信じてくれてありがとう」と涙を流し感謝を告げたが、二審で有罪判決となった際はかつて理不尽に「嘘つき」呼ばわりされた被告人と同じ目で日車を見ていた。この目で日車の精神は限界に達し、暴走していくことになる。
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