個性を譲渡する個性。一人が力を培い、その力を一人へ渡しまた培い次へ。そうして紡いできた力の結晶。もともと持っていた「与える」個性がにオール・フォー・ワンによって「力をストックする個性」が与えられ、それが混ざり合った結果誕生した個性。いわば、「ワン・フォー・オールを倒すため受け継がれた力」である。
何人もの極まりし身体能力が一つに収束されたものなので、生半可な身体では受け取りきれずに体が爆散してしまう。自身のDNAを取り込ませることで譲渡は可能で、「髪の毛を食わせる」といった簡単な方法で譲渡できる。オールマイトから現在は緑谷出久に譲渡されている。譲渡には「譲渡する」という意志が必要で、例えDNAを取り込まれたとしてもその意志がなければ奪われるようなことにはならない。譲渡すると力を失ってしまうが、いきなり力を失うわけではなく、残り火として力が残り、しばらくは力を使っていくことができる。
爆発的な力を発揮できるが、生半可な人間が使ってしまうと、その力の反動で動かせないほど重大な負傷を負うことになる。譲渡された当時、デクはOFAを使用する度に内側から爆竹が爆発したような甚大な怪我を負っており、「二度三度か同じような怪我続けば腕の使えない生活になると思っといて」と言われていた。が、「発動部位を指に絞る」など、被害を最小限に留めることでどうにか使いこなしていく。オールマイトのように屈強な肉体を有している人間は初めから使いこなすこともできる。その後、デクは「必要な時に使う」という発想から、「常に全身に使用する」フルカウルという形で常時OFA使用状態を会得した。さらに、基本的にオールマイトが拳による技を使っていたためにデクも無意識に腕を使用していたが、脚をメインとするワン・フォー・オールフルカウル シュートスタイルという独自のスタイルを確立していった。
個性があるものが引き継げば、その個性を有した上で超パワーを引き出すことができる。
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