青木勝のサンデーパンチ。「青木の代名詞」とも言える技で、青木も「今までオレを支えてくれたパンチだ」と精神的支柱となっている。アゴのもろさに悩み、華麗なフットワークを使えるボクサーを「鳥みてえにパンチの当たらない所まで飛んでいける」と羨んでいたところに、カエルが跳ねているのをたまたま見つけ、「こいつもオレみてえだ、飛びたくても飛べねえ」と、カエルの動きから着想を得て思いついた技。
しゃがみ込んだ状態からカエルのように跳び上がりアッパーをお見舞いする技。相手のフックをしゃがんで躱し、そこへ体ごと突き上げるアッパーを繰り出す。人間の動体視力は左右には強いが上下には対応しにくく、空振り直後にしゃがみ込むことで相手目線目の前から消えたように映る。一見めちゃくちゃな技だが、理にかなっているらしい。
6度ものKOを奪った技で、「意識外からの一撃」というのも相まって破壊力はなかなかのもの。間近で目の当たりにした相手が「ジャストミートされたら首の骨が折れてもおかしくない」と感じるほど。ただ、ハイリスク・ハイリターンゆえ緊張感がつきまとい、一発ごとにごっそり精神と肉体が削られていく。
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